広報ラボについて

読了目安:5分
対象  :広報業務に携わる・関心のある全ての方

こんにちは!ちゃんななと申します!

実は仲の良い方にはお会いした時に直接お伝えしていたのですが、2018年11月末で以前勤めていた会社を退職しました。

その後、色んな方とお会いしたり、広報の仕事の相談を多く受ける中で改めて広報の必要性・重要性を実感しまして、この度「すべてのスタートアップに広報力を」というのをテーマに、スタートアップの広報に特化したメディアを立ち上げることにしました。

何より自分がずっと欲しかった物なので、嬉しい!

そこでこの記事ではまず、広報ラボの立ち上げに至った経緯について私自身の経験や思いなどを語っていこうと思います。

すこーし真面目に書いてますので

「Twitterでちょっと見かけたことあるけどちゃんななって何者?」
「どうして広報特化なの?」

と思った方はぜひご一読ください。いや!むしろ読んで!!!!

「広報」というキャリアからのリスタート

私が広報のキャリアをスタートさせたのは25歳になったばかりの時で、転職を機にWeb系のベンチャー企業で、俗に言う「ひとり広報」として広報デビューを果たしました。

「広報の仕事が何かよくわからないけど、とにかく挑戦してみたい」

そう思って、2つ返事でこの仕事に就くと決断した日のことを覚えています。

ちなみに私の前職はエステの受付でした。なので、Webも広報も、なんならオフィスワークも初めてで名刺交換すらしたことのない、右も左も分からない状態からのスタート。

「それでよく腹くくったね〜!」「不安じゃないの?」
なんてことは周囲の方々からはよく言われましたが、私には不安も恐怖も一切なく、むしろ全く新しい環境で新しいことに挑戦できることに心底ワクワクしていました。

そんなこんなで2017年の8月頃に転職のオファーをもらい、10月から正式に広報として新しいキャリアをスタートさせた訳ですが、広報というポジションが確立したのは私が入社してからなので、ノウハウや上司という存在なんかも一切なく、「さあ、どうしようか」と砂漠の中で一人立っているような、本当に途方もない状態でした。

一応、広報コンサルタントという存在の方を半年契約で週1回、1時間雇ってもらっていたのですが…(これに関してはまた後日記事化しようと思うので割愛)

加えて、入社にあたっては当時の社長から

「広報というポジションの必要性を感じているのは社内で俺だけ。だからやりづらいし評価もされづらいってことは頭に入れといて」

と半分脅しに近いことを言われていました。笑

ちなみに、その時の私はやっぱり無知すぎたが故に

「社長が必要だって言ってるなら大丈夫でしょ!」

と安直な考えをしていたのでこの言葉の意味をあまり深く考えていませんでした。

社長や上司からの理解が少なく、苦しんでる広報担当者が多い中、社長からの理解があったことは恵まれていたことだったんだなと、これも今だからこそ思えます。

しかし、広報という業務を遂行する以上、社員からの協力なしに広報の任務は遂行できないということを悟り、入社してすぐに社長のあの言葉の本当に意味を実感することになりました。

広報の必要性って何?暗中模索の日々

社内の情報を集める時にも広報への理解がない分、社員からの優先度も明らかに低く、部署の情報を収集するという第一歩目の段階で早くも苦戦することに。(一蹴されて全然うまくいかなくて夜泣いていたのは今では良い思い出です。笑)

お金が1円も出ない。
ファクトブックって何。
広報のゴールってどこ。
インタビューってどう作るの。
成果は求められるけどどう見える化するの。
社員インタビューはどう乗り気にさせるの。
ステークホルダーとの対話って何をどうするの。
無形商材のtoB向けサービスをどうPRするの。
広報の仕事をみんなに理解してもらうにはどうするの。
問い合わせを増やすというミッションはどうクリアするの。
プレスリリースのネタがない。書くための情報も集まらない。
記者とのリレーションなんて1つもないし作り方もわからない。

などなど、テレアポしたり、なんとか集めた情報からプレスリリースの切り口ひねり出したり、一人一人協力してもらえるよう声かけたり…
苦労自慢ではないですが、苦戦したことを挙げたらキリがありません。お豆腐メンタルな私にとっては生きた心地がしない日々でした。

「予算は成果が出るまでは1円も出さないから後はよろしく」

みたいなテンションに対して私の脳内では常に「はぁ!予算もねぇ!知識もねぇ!一歩も動けずぐーるぐる!!(CV.吉幾三)」というワケのわからない替え歌が毎日BGMのように流れていてました。

入社して1ヶ月くらいが経ち、

「ちゃんななって今どんな仕事してるの?」

と社員から聞かれるたびに、何とも答えづらくて、責められてるわけじゃないのに、堂々とできない自分がいました。

入社して2ヶ月目、ついに

「お前のあげた成果って一体なんなの?」

と全体ミーティングの時に言われてしまいまして。
悔しさと恥ずかしさと、でも広報って数字出ずらいじゃん!なんて言い訳と、色んな感情がぐちゃぐちゃになって、ぶっ倒れそうになったことを覚えています。

毎日遅くまでパソコンに向かって仕事してるのにこれといった前進もなく、肩身が狭くて苦しいなんて気持ちを勝手に抱いては憂鬱な気分になる、そんな自分の仕事が辛かった。

とはいえ、辛さを言い訳に思考停止している暇なんかもなく、卓上で足掻いていても仕方ないと思った私は、とにかく広報ノウハウや他社の広報事例について知るために、イベントやセミナーに行くようになりました。

そこで出会った広報担当者の方とお話すると驚くことに、私のように

「社内から理解されずらい」
「KPIに困ってる」
「プレスリリースのネタがない」

といった悩みを抱えた広報担当者の方が本当に多かったんです。

「みんな、正解のない中で自社にあった広報を模索しながら、必死に仕事をしているんだ」

ということを知り勇気付けられた反面

「なぜこんなにも広報の仕事は理解されづらいのか」

という疑問も持ちました。

広報について勉強すればするほど、広報は会社を存続させる上で非常に重要なポジションであると確信していっただけに、この疑問は後もずっと抱え続けるものになります。

ついに自社ブログや導入事例記事から問い合わせが

右も左も分からずだった私ですが勉強するうちに広報について何となくコツが掴み始めてきて、ある時、嬉しい成果が。


・プレスリリースが7媒体に掲載!!
・ブログや自社の導入事例記事から新規の問い合わせが来るように!!
・某テレビ局から取材オファーが!!

PCの画面越しに自社のプレスリリースを見たあの日、嬉しすぎて涙が出そうになったことをよく覚えています。
自社ブログに関しても、SEOの勉強も兼ねてコツコツ書き続けていた記事が時間をかけてやっと上位表示されはじめてきたので、本当に嬉しくて、キーワードを検索して上位表示されている記事を何度も確認してはしていました。

地道な発信も継続すれば成果になるということを、この時やっと初めて実感することができました。

それに何より、インタビューにいったクライアントの方から「ありがとう」や「他社にも紹介したよ」と言ってもらえ、自社サービスを改善させるための意見を聞けたりとか、インタビューをしたことで以前よりも関係が良くなったなとか、そういうことを肌で感じられたことにやりがいを覚えました。

ステークホルダーとの対話こそ広報の仕事の核であると実感。

そのあと、Wantedlyの運用を通じて「採用広報」(ここでは分かりやすく採用広報と呼称しています)として初めて新卒・中途の本格採用を行なうようになり、メンバー集めに勤しんできました。(採用に関する記事は別途作成します)

少しずつ成果が見えるようになってきて思ったことは、広報は社員・経営層・社会の声、これらを全て拾ってこそ成り立つ仕事だということです。

広報は、企業が存続する上で必須な要素である「情報」という資産を蓄えていく重要なポジションだと思っています。

広報のイメージはまだまだ低い

最近、家入さんのTwitterでの発言や、

「#企業と個の新しい関係構築」というハッシュタグでTwitterのトレンド1位にも輝いた広報イベント「PR3.0 Conference」が開催されたりと、「広報」は確実に盛り上がりを見せてきています。(ちなみに私の2018年一番の後悔はこのイベントに参加できなかったことです😭)

2018.11.27 PR3.0 Conferenceが無事終了しました(運営の菅原さんによる熱い想いが綴られたnoteです)

また、各社の広報担当者のSNSを通じた積極的な情報発信などからも、広報の重要性やその存在意義が以前よりも理解されつつあるのかなと感じています。

さらに、個人的にもSNSのメッセージで、広報の求人や悩みなどの連絡がたくさん来るようにもなりました。

実際にお会いすると、広報は早めの段階で入れたほうがいいと投資家からアドバイスをもらったという経営者の方や、広報担当者を入れたいんだけど市場になかなかいないから手伝ってほしいという方、広報部が新しくできて担当することになったんだけど何から始めるべきか、などといったお話が多く、少しずつ着実に、企業は広報を意識し出していると感じています。

でも実際に、広報を重要なポジションだと位置付けている会社はまだまだ少ないことも事実。

例えば経営者が広報を兼任していたり、現場の部署長が広報を兼任しているといったケースはとても多いです。

それゆえに、
「広報ってプレスリリース書く人でしょ?」
「広報って取材の時に対応する人でしょ?」

など、広報の業務をただの手法ベースで認識している傾向が強くあると感じています。

だからこそ、現場で孤独に悩む広報担当者の人はまだまだ多く、その悩みを解決する場として誕生した「PRLT」というイベントや、2019年から始動なのにも関わらずすでにFBで250人を超えるメンバーが参加している「戦略広報を目指す会」などが誕生しているのかなと考えます。

広報は手法ではなく、経営や戦略ともっと絡めるべきポジション。これからますますその認識が広がりそうな動きが起こり始めています。

広報担当者に寄り添い、日本の会社の広報力を上げるためのメディアを

そして、私も

悩んでいる広報担当者をサポートしたい!
経営者や社員に広報の業務内容や役割をもっと知ってもらいたい!
広報力をあげて自社の成長を加速させたい!

そう思い日々の業務に励んでいる広報担当者に対し、広報のノウハウや実際の企業のインタビューを通して、ベンチャー企業の広報力を上げていきたいと思っています

広報に対する理解を増やしたい。

そのためには、広報の重要性を結果でも示すことが大事。

だからこそ、ベンチャー企業で働く広報担当者の広報力をどんどんパワーアップさせながら、広報の重要性に説得力をつける必要がある。

広報は、定義ややり方などが百者百様にあり正解のない仕事です。
しかも、なかなか数字には現れないし、社内からの理解も得づらい。華やかに見られがちだけど、実は本当に地味だし泥臭い仕事です。(笑)

広報は、企業の顔であり社会との窓口に当たるポジションです。
なので、経営層並みに会社・サービスについて語れることはマストだし、社内の声を抽出して経営層に伝達し、逆に経営層の考えを社員と社会に伝達する、会社をよりよく変化させていくためのキーマンだと思っています。

最近、実感するのは誰よりも会社のファンであり、会社やサービスに対して理解をしているのは、実は広報担当者なのでは?ということです。

私は、広報とは結局「自分たちの大好きな会社やサービスをみんなにも好きになってもらう」ということが一番の使命だと思っています。

その使命を全うするためのファーストステップとして、広報の重要さを常に言い続けることが重要だと感じています。

そのためにも、広報業務に関わる全ての人の広報力を上げ、「広報=経営と絡む重要なポジション」ということを周知させていきたい!広報ラボは、そんな想いから立ち上げたメディアです。

これから、広報ラボでは広報に関するノウハウやイベントレポートを始め、現役広報さんのインタビュー、スタートアップから大手企業まで様々な会社の広報の取り組みを取材していく予定です!
また、広報担当者と企業のマッチングや広報担当者の育成なども行っていく予定です。

一緒に広報力を鍛えていきましょう!!

ぜひよろしくお願いします!