意外と知らない?記者が取材したくなるプレスリリースの書き方まとめ

 

読了時間:約5分
対象  :広報初心者

みなさんこんにちは!広報ラボの編集長、ちゃんななです!

今回は、思わずメディアが取材したくなるプレスリリースの書き方についてご紹介します!

この間Twitterを見ていたら、C Channelの広報担当、浜内さん(@hisano_CChannel)のこんなツイートを発見してしまったので思わず反応してしまいました。

広報担当者の方は、共感しすぎて首がもげるくらいうなずいていると思います。

プレスリリースは想像以上にとにかく時間がかかりますよね!!

ネタを探して、メディアに合わせて切り口を設定して、メッセージを作って、言葉と表現を選んで、誤字脱字がないか何度も何度も確認を重ねて…やっとのことで送付。

1通送るのにものすごくエネルギーを使います。

時間を使って全身全霊で書く以上、少しでも露出に繋がるものにしたいですよね。

そこで今回は、そんな「露出に繋がる良プレスリリースの書き方」についてご紹介をしたいと思います。前置きが少し長くなりましたが、さっそく見ていきましょー!

プレスリリースの雛形はこれ!

まずは、プレスリリースの雛型から見てみましょう。

プレスリリースの大原則
● A4サイズに縦書き、1〜2枚程度に収める
● 文体は「です・ます」調
● 結論ファースト、「結→起→承→転」の順に書く

それらを踏まえた上で、内容について解説していきます。

1. ヘッダー:定形なので覚えよう

「報道関係社宛」の「プレスリリース」であることを明示し、日付と発行者名を記載しましょう。こちらはリリースのヘッダーの定形です。会社名はロゴでもOKです。

2. タイトル:リリース全体の内容が分かるように

タイトルは、リリースの看板娘!!もうここで9割決まるのではないかといっても過言ではありません!

私は以前、PRコンサルタントの方から「5秒読んで興味を持てるリリースだったら記者は読む」と教わりました。

すなわち、離脱させないタイトルにすることが最重要。

タイトルで目を引き、何を伝えたいリリースなのか、60字以内で理解できるよう工夫しましょう。

また、「!」を嫌う記者さんもいるので、使用はできる限り避けましょう。(広報なりたての時、使っちゃってたなー😓)

ここで注意したいのは、あくまで「事実」で目を惹くようにすること。誇大広告のような宣伝臭い文言やウソは厳禁です!釣り、ダメ!絶対!

タイトルのポイント
● ニュース価値を伝える
→インパクトのある表現、すなわち「数字」「固有名詞」「トレンドワード」などを使用する
● サブタイトル含め60文字以内に簡潔にまとめる
→主観ではなく客観情報を

3. 画像:内容が視覚的に伝わるものを!

写真や図は、ひと目でリリース内容を伝えることができるため非常に有効です。文字だけでは表現しづらい、「リリースで伝えたいコンセプト」を表す画像を使用しましょう。

視覚的にも理解してもらい、その先にある「ベネフィット」や「取材時に絵になるかどうか」を想起させる画像だとより良いです。

仮に新しいビジネスを発表するならば、ビジネスモデルを「図」で表現したり、セミナー告知等の場合は記者の方が迷わないよう「地図」を入れると親切です。

4. リード文:5~6行以内でリリース全体の要約を!

詳しくは下記の【5.本文】に記載していますが、そこに盛り込む要素である5W5Hを意識して、リリース全体の要約を5~6行以内にまとめて記載しましょう。

プレスのヒットを左右する3要素
● タイトル
● 画像
● リード文

この3つでプレスリリースの反応はほぼ決まります。ですので、この3つは徹底的に考え抜きましょう!!!

1つの切り口に対して何個もタイトルを付けるなどの特訓もオススメです。

5. 本文:5W5Hの意識&ニュース性と社会背景を

まずは5W5Hのおさらいから。

(引用:@press)

内容によって、how muchやhow manyは省略しても大丈夫です。

さて、5W5Hを意識した上で、下記を満たす要素を入れましょう。
●世の中にとって価値あるニュース
●なぜその商品、サービスが必要なのかが分かる社会背景

まず、世の中にとって価値のあるニュースとは下記の要素が含まれていることです。

価値を生むニュース
① 新規性
② 季節性
③ 時事性
④ 独自性
⑤ 希少性
⑥ 話題性
⑦ 社会性

この中でもプレスリリースにおいて特に重要なのは、新規性や社会性です。「何が新しいのか」「これまでの商品・サービスとは何が違うのか」といった「新しい」ことや「独自性」を噛み砕いて説明することが大切です。

また、その商品やサービスが「なぜ必要なのか」、という社会背景もマストです。

「なぜ今なのか」「なぜこの商品・サービスなのか」など、社会背景をしっかり絡めましょう。そうすることで、「発表する商品・サービスが社会にどういうインパクトを与えるのか」を示すことができ、非常にインパクトのある内容になります。

ここが一番の広報の腕の見せどころといっても過言ではないので、しっかり調理して書いていきましょう!

その他、本文中には「会社概要」も書き加えておくと、記者の方からの信頼感がグッと増します。

会社概要チェックリスト
● 社名(必須)
● 所在地(必須)
● 代表者名(必須)
● 会社HP(必須)
● 事業概要(任意)
● 資本金(任意)
● 人数規模(任意)
まとめ
● なぜその商品、サービスが必要なのか社会背景を書く
● ニュース性を絡め、5W5Hを意識したストーリーを書く
● 誰が見ても分かる内容にすること
→専門用語は避け、使う場合は注釈で解説を加える

6. 問い合わせ先・フッター

すぐに連絡が取れなければ、その間に別の候補に決まってしまうなんてことも。

記載すべき情報としては下記を漏れなく・ミスなく記載しましょう。

問い合わせ先チェックリスト
● 会社名
● 部署名
● 担当者名
● 電話番号
● メールアドレス

また、2枚以上のリリースになる場合は、下記の記載を忘れずに!

2ページ以上のチェックリスト
● ページ数
● 全てのページに問い合わせ先

7. 最終チェック!

プレスリリースを打つ前の最終チェック事項に関してはこちらの記事に詳細を書いていますが、改めてこちらにもざっくりとしたまとめを記載しておきます。

広報初心者必見!プレスリリースを打つ際のチェックリスト14

簡単チェックリスト
記者の目に止まるタイトルになっているか
伝えたいことは5〜6行(350字)以内に
結論ファースト!結→起→承→転に
文体は「です:ます」調で
中学生でも理解できるくらいわかりやすく
5W5Hが満たされているか
表記が統一されているか
自己陶酔・宣伝臭のする表現を使っていない
「プレスリリース」である旨の表記はあるか
連絡先の記載はあるか
会社概要に記載漏れがないか
NGワードはないか
理解を促すための資料はあるか
視覚的な資料はあるか
誤字脱字はないか

おわりに

重要な要素は一通り記載しましたが、1つだけ書いていないことが。それは、記者の方に対し「思いやり」をもったリリースに仕上げるようにすることです。

「客観的な情報」で「瞬時に理解でき」「取材時に絵になるかどうか」といった要素をリリースに組み込むことが重要で、プレスリリースはあくまで記者さんが記事を書くときのための情報提供という位置づけとして考えると良いです。

これを参考に、ぜひ記者さんに取材されるプレスリリースを書いてください!